
アーネストワンの建売住宅って安いイメージがあるけど、実際はどうなんだろう?
諸費用とかもかかるだろうし、トータルでいくらくらいになるのかな?
こんな疑問を解決します。
- アーネストワンの建売住宅が安い理由
- 我が家が買った、アーネストワンの建売住宅の価格
- 家を買うのにかかった諸費用
- 予算を決めるときに大事な3つのこと
先に結論をお話ししておくと、我が家が購入した建売住宅の価格と諸費用は次のとおりです。
- 物件の購入価格:2,050万円(値引き後)
- 頭金:50万円
- 諸費用:約300~350万円
- 1990年生まれ夫婦2人暮らし(+保護猫2匹)
- 九州在住
- 夫婦手取り30~35万円
- 2023年、アーネストワンの建売住宅を購入
予算の決め方などもお話していますので、アーネストワンの建売住宅を検討している方の参考になると嬉しいです。
アーネストワンの建売住宅が安い理由
アーネストワンの建売住宅が安い理由は次の2つです。
- 建築材料の一斉発注と現場での作業削減でコストを抑えているから
- 設備や内装のグレードを最低限にしているから
建築材料の一斉発注と現場での作業削減でコストを抑えている
アーネストワンは建材や設備を一回で大量に仕入れることで、1棟あたりのコストを大幅に削減しています。
同じデザインや仕様の住宅が多いのはこのためです。



実際に内覧に行くと分かるのですが、アーネストワンの建売住宅はどれも外観、内装がそっくり。
公式サイトではコスト削減について次のように説明されていました。
昔ながらの木造住宅は1棟1棟を職人が手作りで仕上げており、建材も1棟ごとに注文するので建設費はなかなか下げられないというのが業界の常識でした。当社はマンション建設で培ったノウハウで建設費を捉えなおし、30棟の住宅なら30棟分の建材を一斉発注。さらに、現場での作業を少なくするために材木はもちろん、下駄箱などの家具まで工場で加工して現場に届けるという発想でコストを見直しました。その結果、コストダウンを実現できたのです。 引用元:アーネストワン株式会社/コスト管理の徹底
設備や内装のグレードを最低限にしているから
設備や内装は本当に最低限です。
注文住宅のようなこだわりのあるものではありません。



アーネストワンの建売住宅を買う前は大〇建〇に8年間住んでいたのですが、正直大〇建〇のほうが造りがよかったな~と思うところもあります。笑
こういったところでコストを抑えられているんでしょうね。
ただ、アーネストワンは仕様を変更することがとても多くて、今は網棚ではなくしっかりとした木材で造られている物件もあるみたいです。
標準設備の仕様については公式ホームページに掲載されていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
我が家が買ったアーネストワンの建売住宅の価格
最初にちらっとお話しましたが、我が家が買った建売住宅の購入価格と頭金は次のとおりです。
- 物件価格:2,050万円( 売り出し価格は2,380万円)
- 頭金:50万円
値引きをしてもらって2,050万円で購入しました。



物件価格から頭金50万円を差し引いた2,000万円が住宅ローンです。
頭金は入れたほうがいいの?
経験からお伝えすると、資金に余裕があるなら入れるべきですが、数十万円の頭金であれば無理して入れる必要はありません。
なぜかというと、数十万円頭金を入れたところで住宅ローンの支払金額はほとんど変わらないからです。
ここでは仮に3,000万円の物件を買うとして、頭金ありとなしを次の条件で比較してみます。
- 金利の種類:変動金利
- 返済期間:35年
- 金利:0.5%
- ボーナス払いなし
物件価格 | 毎月の返済金額 |
---|---|
3,000万円(頭金なし) | 77,875円 |
2,900万円(頭金100万円いれた場合) | 75,279円 |
いかがですか?
100万円頭金を入れたとしても、毎月の返済金額は2,596円しか変わりません。



頭金を入れるよりも、積立NISAなどで資産運用するのがおすすめです。
ただし、頭金を入れたほうがメリットが大きいとき(金利が安くなるなど)は入れたほうがいいかもしれません。
家を買うのにかかった諸費用
全部合わせると約300~350万円くらいかかりました。
- 登記費用や事務手数料
- 外構費用、オプション費用
- 家具家電
- 収納用品
- 番外編:害虫対策グッズ



ある程度は覚悟していたつもりだったけど、家を買うのにこんなにお金がかかるんだ…とびっくり。
登記費用や事務手数料など
いわゆる、家を買うときに絶対にかかる費用です。
たとえば登記費用や事務手数料のほかにも、抵当権設定、火災保険、固定資産税などがあります。
うちはホームインスペクション(住宅診断)もしたので、その分も大きいかもしれません。(約15万円)



諸費用だけでだいたい150万円くらいかな?
外構工事、オプション費用
網戸もシャッターも別料金(オプション)だったので、諸々合わせて50万円をこえました…。



アーネストワンの提携しているエイワンプラスでお願いしたんですが、これだけで25万円…。
- テレビアンテナの設置
- 光回線工事
- フェンスの取り付け
家具家電
「こんなに高いのか…。」と、計算してびっくりしたのが家具家電です。
引っ越しを機に買い替えたものも多くて、まとめると次のとおりです。
- エアコン3台:50万円
- アラジントースター:2万円
- 食器棚:16万円
- ダイニングテーブル、イス:5万円
- 洗濯機:11万円
- カーテン:5万円
- 照明関連:2万円~3万円



頻繫に買い替えるものでもないし…と、妥協せずに選んだらどれも高くなってしまいました。
収納用品
我が家が買ったアーネストワンの建売住宅は収納場所が本当に少なくて…。
特に1階の収納スペースはリビング横の和室の押し入れのみで、洗面所に至ってはタオルを収納するスペースもなく。
ニトリの収納用品や棚、隙間収納などを奮発して買いました。



Nポルダは2つ買ったし、洗面所にも洗濯機ラックを購入。
Nポルダ用に収納ボックスもいくつか買ったので、合計すると5万円近くかかっていると思います。
番外編:害虫対策
引き渡し後に各部屋にバルサンを焚いたり、ゴキ〇リ対策でスプレーを買ったり。
田舎で虫がたくさんいるので、害虫対策グッズは本当に色々買いました。



春になると庭にアリやダンゴムシが大量発生するので、その対策グッズでも毎年5,000円近く使ってます…。
ほかにも網戸に貼る虫よけや、物干し竿とか玄関に吊るすタイプの虫よけなど。
私も旦那も虫が大の苦手なので、スプレーはすぐ使えるようにリビングとそれぞれの部屋に。
家の外壁にも、業者用の害虫駆除のスプレー(サイベーレ)を買って撒いています。
建売住宅の予算を決めるときに大切な3つのポイント
予算を決めるときのポイントは次の3つです。
- 金利が上がっても返済できる金額でローンを組む
- 買い替える予定の家具、家電の金額をある程度調べておく
- 外構工事費用の予算を考えておくこと
金利が上がっても返済できる金額でローンを組むこと
変動金利で借りる予定の人は、金利が上がっても無理なく返済できる金額でローンを組みましょう。
ギリギリの金額でローンを組んでしまうと、金利が上がったときに返済が大変になってしまいます。



あれだけ”しばらく上がらない”と言われていた住宅ローンですが、実際は金利が上がり、2025年1月から毎月の返済額が増えました…。
「たった1,000円、2,000円くらいならいいじゃん」と思う人もいるかもしれませんが、毎月1,000円でも1年間で12,000円。
それが残りの住宅ローン返済期間33年分になるので、ざっと計算しても396,000円返済額が増えることになります…。
今後も1.5~1.7%くらいまで上がると言われていますし、どこまで上がるかは分かりません。
無理なく返済を続けるためにも、余裕を持った資金計画を立てることが大切です。
買い替え予定の家具、家電の金額を見積もっておくこと
買い替え予定の家具家電のリストを作って、どの商品を買うかある程度決めておくのがおすすめです。
我が家の場合、予想よりも1番高くついたのがエアコン。



「1台10万円ちょっとかな~」となんとなくで考えていたら、3台購入+工事費用も含めて約45万円かかりました。
賃貸のときは備え付けだったので、もっと相場とか調べて予算を多めに考えておけばよかったと後悔、、、。
ある程度見積もっておけばこのようなことにはなりませんので(笑)、見積もりはしっかり出しておきましょう。
外構の予算を決めておく
外構工事は1か所だけでもかなりお金がかかるので、何を設置するか、どんな工事をするか具体的に決めておくことが大切です。



家周りのフェンス設置を見積もってもらったら、50万円を超えてびっくりした記憶があります。
試行錯誤して費用を抑えましたが、それでも約25万円かかりました。
予想以上に出費がかさんで、今も庭の防草シートなどの設置は手つかずです。
大変な思いをしたので、これから家を買う予定の方は外構についてもしっかり話し合ってくださいね。
アーネストワンの建売住宅は他のハウスメーカーよりも安い
今回の内容のまとめです。
- アーネストワンの物件購入価格は2,050万円
- 頭金は50万円支払ったけど後悔中
- 頭金は無理に入れる必要はない
- 物件以外にかかった費用の総額は約300~350万円
- 金利が上がっても返済できる金額でローンを組む
- 家具家電はある程度欲しい商品の金額を調べておく
- 外構工事にかける予算を決めておく
アーネストワンの建売住宅は、内装などは最低限ですが、初期費用を抑えて住宅を購入したい方にはおすすめです。



良くも悪くもシンプルですが、逆を言えばDIYで自分たちらしくプチリフォームしたりもできますし、色々な収納家具を買って暮らしやすい家づくりだってできます。
一生に一度の大きな買い物ですし、予算をしっかり決めて理想の住まいを探してみてくださいね。
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