子なし夫婦の私たちが賃貸ではなく持ち家(一戸建て)を選んだ5つの理由

子どもがいない私たちだけど、このまま賃貸に住み続けるのか、一戸建てを買うのか、どっちがいいんだろう?
広すぎるんじゃないかな? メンテナンスも大変そうだし…。
マンションのほうが現実的なのかなぁ…

こんなお悩みを持つ方に向けてお話ししていきます!

この記事の内容
  • 子なし夫婦の私たちが持ち家(一戸建て)を買おうと決めた理由
  • 子なし夫婦が持ち家(一戸建て)を買うメリット
  • 子なし夫婦が持ち家(一戸建て)を買うデメリット
  • 子なし夫婦が持ち家(一戸建て)を買うときの注意点

うちは世間でいう子なし夫婦ですが、33歳になる年の2023年にアーネストワンの建売住宅を買いました。

一戸建てはどうしても「子どもがいる家庭向け」というイメージが強いですが、私は一戸建てを買って良かったと思っています。

この記事では、私たち自身の体験談や考えもお話ししていますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を書いた人
あおい

・1990年生まれ夫婦2人+保護猫2匹
・2022年にアーネストワンの建売住宅を購入(九州の田舎)

目次

子なし夫婦の私たちが持ち家(一戸建て)を買おうと決めた理由

まず初めに、賃貸でもマンション購入でもなく、一戸建てに決めた理由を次の4つに分けてお話していきます。

  1. 修繕管理費や修繕箇所を自分たちで決められるから
  2. 駐車場代がかからないから
  3. 小さいお庭で家庭菜園をしたいから
  4. ペット(猫)と暮らしたいから
  5. 老後は家を借りるのが難しくなるから

修繕積立金や修繕箇所を自分たちで決められるから

一戸建てだと、自分たちで修繕積立金の金額や修繕箇所を決めることができるからです。

たとえば「外壁が色褪せてきたから来年は塗装をしてもらおう。そのために毎月1万円追加で積み立てよう」といった感じで、修繕箇所や金額をその都度決められます。

一方で、マンションは共用部分の維持管理のために毎月決まった金額の「管理費」や「修繕積立金」を支払わないといけません。

それに修繕箇所も自分たちで決めることができませんし、建物の老朽化に伴う急な積立金の増額がある可能性もあります。

「住宅ローンとは別に家賃を支払うようなものだな…」と感じたのも、一戸建てに決めた理由の1つです。

住宅ローンとは別に、修繕管理費だけで月2万円を超えるマンションもたくさんありました…

駐車場代がかからないから

車を夫婦それぞれ所有しているので、賃貸のときは駐車場代で毎月7,000円支払っていました。

年間で考えると84,000円。

仮にマンションを買ったら、住宅ローンとは別で車2台分の駐車場代がかかりますし、立地が良くなるともっと高くなってしまいます。

我が家は収入が多くないので、住宅ローン+駐車場代+修繕管理費は無理=マンション購入は選択肢から外れました。

ただ、将来住み替えや売却を検討している人はマンションのほうがいいかもしれません。

車を1台にして立地の良いマンションを買うという手もあったのですが、旦那に拒否されました…💦

お庭で家庭菜園をしたかったから

ちょっとした家庭菜園ができるようなお庭が欲しかったからです。

郊外の建売住宅を買ったので、小さなお庭がついていて家庭菜園ができるようになりました!

今はプランター栽培ですが、いつか小さな畑みたいにできたらいいな~と思っています。

猫と暮らしたかったから

賃貸だとペット可でも猫はダメ!という物件が本当に多くて、以前住んでいた大〇建〇のアパートもペットはNG。

私も旦那も猫が大好きなので、保護猫と一緒に暮らしたい!とずっと話していました。

これも念願かなって、保護猫譲渡会で2匹お迎えし、家族が増えて幸せです♪

猫たちもリビングで楽しそうに走り回っていて、毎日癒されています。

老後は家を借りるのが難しくなるから

今は30代で引っ越しも簡単にできますが、年齢を重ねるにつれて申し込みを断られることが増えるそうです。(特に60代以降)

住みたい物件じゃなくて”住まわせてくれる物件”を探さないといけなくなるのがすごく怖いなと思いました。

最初は「定年退職する時期に家を買えばいっか」って思っていたのですが、残り30年も家賃を支払って、年を取ってから老後のために家を買うのはどうなのか?という話になり。

たとえば毎月7万円の家賃を30年間支払って、老後に1,000万円の中古住宅を現金一括で買うとします。

老後に中古住宅を買った場合
  • 家賃70,000×12か月=840,000円
  • 1年間の家賃84万円×30年間=2,520万円
  • 30年間の家賃2,520万円+中古住宅1,000万円=3,320万円

仮に家賃を6万円に下げたとしてもトータルで3,160万円です。

老後に一括で買えるかも分からないので、住宅ローンのとおりやすい今のうちに買って、マイホームを楽しみながら長く暮らしたいという結論になって建売住宅の購入を決めました。

とはいっても、持ち家は定期的なメンテナンスや家電の買い替えなどの費用がかかるため、そこはしっかりと備えておく必要があります。

子なし夫婦が持ち家(一戸建て)を買うメリット

持ち家を買うメリットは大きく分けて次の3つです。

  • 老後の住まいの心配がない
  • ローン完済後は住居費が抑えられる
  • ペットを飼ったりリフォームをしたり、住環境の自由度が高い

老後の住まいの心配がない

先ほども少しお話ししたように、老後の住まいの心配がないのは大きなメリットです。

「老後に一戸建ては管理が大変」という意見もありますが、たとえば庭の手入れが大変ならコンクリートなどで埋めたり、家事動線を考え直してリフォームすることだってできます。

”自分の家がある安心感”というのは持ち家ならではだと言えます。

ローン完済後は住居費が抑えられる

賃貸は一生家賃を支払い続ける必要がありますが、一戸建てはローンを完済すれば住居費の負担を減らすことが可能です。

ここでは、例としてローン完済後の一戸建てと賃貸(毎月6万円)の住居費を比較したいと思います。

項目一戸建て(ローン完済後)賃貸(家賃6万円)
住居費0円6万円
固定資産税年間10~20万円なし
修繕・維持費年10万円~(必要に応じて)なし(大家負担)
トータル出費30万円~約72万円

家賃の金額や一戸建ての修繕費などによって金額に違いは出るものの、住居費そのものがゼロになることで老後の生活費を抑ることができます。

人生100年時代と言われている今だからこそ、一生家賃を払い続ける賃貸よりもローン完済後の住居費が少なくなる持ち家の方がいいのかなと思いました。

ペットを飼ったりリフォームをしたり、住環境の自由度が高い

自分たちの家なので好きなようにリフォームをしたり、ペットを飼ったり、自由に生活ができます。

ずっと夢だった保護猫を2匹もお迎えすることができました!

生活音を気にしなくていいので猫たちが鳴いても大丈夫だし、洗濯機だって夜に回せちゃいます!笑

(大〇建〇の賃貸に住んでいた頃は壁が薄くて、夜に洗濯機を回すとうるさいと苦情が入ることもありました…)

庭やベランダがあれば家庭菜園をしたりバーベキューをしたりもできますよ~!

子なし夫婦が持ち家(一戸建て)を買うデメリット

持ち家を買うデメリットとして次の4つがあります。

  • 修繕費、固定資産税がかかる
  • 部屋が余る
  • 郊外だと売却が難しいことも
  • 長期間の住宅ローンを支払い続けるリスク

修繕費や固定資産税がかかる

修繕費と固定資産税がかかります。

修繕費は毎月かかるわけではありませんが、一度に支払う金額が大きいので計画的に積み立てておかないといけません。

外壁の塗装は数百万円、エコキュートなどの買い替えも30万円~50万円近くかかるんだとか…。

固定資産税も毎年支払わないといけないので修繕費とは別に貯めておく必要があります。

部屋が余る

2人暮らしには 3LDKや4LDKの家は広すぎる こともあります。

建売住宅を買ったので自分たちで間取りを決めることができず…。
部屋数が多くて物置になっている部屋があります💦

それに部屋数が増えた&2階建てになったことで、賃貸の頃と比べて掃除もかなり大変になりました。

郊外だと売却が難しいことも

郊外の一戸建ては需要が低くなりがちで、マンションと比べて買い手が付きにくい傾向にあります。

だからと言って賃貸に出しても、借り手がいないことも珍しくないそうです。

一生住むつもりで買ったので当時はそこまで気にしていませんでしたが、少しでも売却の可能性があるのであれば立地には絶対にこだわったほうがいいです!

住宅ローンを長期間支払い続けるリスクがある

住宅ローンを長期間支払い続けるには、収入減少リスク・金利上昇リスクなどが伴います。

たとえば転職をして収入が減ったり、病気やケガをして働けなくなったりなど。

こればっかりはどうなるか分かりませんが、もしものことに備えてしっかりと貯金をしておく必要があります。

変動金利で借りている人は今後もっと金利が上がるかもしれませんし、無理な金額は借りず、余裕を持った資金計画を立てましょう。

変動金利はあと数年上がらないと言われていましたが、2025年2月現在で0.15%上がりました💦

子なし夫婦で賃貸か持ち家か悩んでいる人からのよくある質問

老人ホームに入るなどして家を売却することになったらどうする?

リフォームをして売りに出す、賃貸として貸し出すなどの選択肢があります。

ほかには更地にして土地を売却したり、親族に譲るなども1つの手です。

郊外に家を買うときのポイントは?

徒歩圏内に生活に必要な施設があるかどうかは大事なポイントです。

たとえばスーパーやドラッグストア、銀行、バス停など。

車に乗らなくなったときの生活を考えて決めるといいかもしれません。

子どもがいないのに家を買うのはもったいない?

夫婦の考え方次第ですが、もったいないと考えるのがもったいないです!

一戸建てに住みたいと思うならそれを叶えるべきですし、賃貸か持ち家かは、結局のところご夫婦の将来設計次第。

周りの意見も聞きつつ、自分たちが納得できるライフプランを立てることが大切です。

子なし夫婦が持ち家or賃貸を選ぶかは、将来のライフプラン次第

今回の内容のまとめです。

  • 子なし夫婦の私たちが持ち家(一戸建て)を買おうと決めた理由
    • 修繕費を自分たちで決められるから
    • 駐車場代がかからないから
    • 家庭菜園をしたかったから
    • 老後は家を借りるのが難しくなるから
  • 子なし夫婦が持ち家を買うメリット
    • 老後の住まいの心配がない
    • ローン完済後は住居費が抑えられる
    • 住環境の自由度が高い
  • 子なし夫婦が持ち家を買うデメリット
    • 修繕費や固定資産税がかかる
    • 部屋が余る
    • 郊外だと売却が難しい
    • 住宅ローンを長期間支払い続けるリスク
  • 子なし夫婦で賃貸か持ち家か悩んでいる人からのよくある質問

子なし夫婦にとって、持ち家と賃貸のどちらを選ぶかはライフスタイルや将来設計によって異なります。

賃貸は初期費用を抑え、ライフステージの変化に柔軟に対応できるのがメリットですが、家賃を払い続ける限り資産にはなりません。

一方で、持ち家は長期的に見ればローン完済後の住居費負担が減り、資産として残せるという大きな魅力があります。

賃貸か持ち家か”どちらが正しい”という正解はありません。

最も大切なのは、「自分たちにとってどちらが理想の暮らしなのか?」を考えること です。

夫婦で話し合って将来設計を明確にした上で、最適な選択をしてくださいね。

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